「ビールってどんな原料からできているの?」
ビールを愛飲する人なら一度は頭に浮かぶ、そんな疑問。『ビールの原材料は4種類』と言われていますが全部答えられますか?
答えは、麦芽、ホップ、酵母、水。その組み合わせがビールの色や香り、そして味わいをつくっています。
ビールの作り方についてはこちら:https://beer-engawa.jp/blog/beer-guide04/
食品に関連する世界最古の法律として知られるドイツの『ビール純粋令』では、上記4種のみを原料にしたものがビールであると定義づけていますが、現在はこれに加えて、様々な副原料を用いたビールが日々新たに登場しています。
原料の他にも、作り方や種類など、ビールについての疑問は色々とありますよね。
この記事では、『ビールの美味しい飲み方』について、5つのポイントをご紹介します!
目次
1. グラスにこだわってみよう
缶ビールにはビールサーバーより多めに炭酸ガスが充填されています。グラスに注ぐことで、ほどよく余分な炭酸ガスが抜けますので、缶にそのまま口をつけるのではなく、ぜひグラスにビールを移し、色や泡を楽しんで下さい。
更に、グラスの形状にこだわることでビールの特徴をよりはっきりと味わえます。
例えば、飲み口部分がすぼまっているチューリップグラスは香りを逃すことなく楽しめますし、うすはりのグラスは繊細な口あたりでビールを味わえます。
洗い方にも注意があります。油ものを洗うスポンジは使わず、洗浄が終わったら自然乾燥させるのが理想的。油分や糸くずがビールの泡立ちに影響するのを避けるためです。
グラスの選び方についてはこちら:https://beer-engawa.jp/blog/beer-guide03/
2.飲み頃温度にこだわってみよう
「とにかく冷たいビールを、お風呂上りに飲むのが好き」という方も多いと思いますが、ビアスタイルによって飲み頃の温度帯は異なります。
飲む時の適温は、夏場はだいたい4〜6℃で冬場は6〜8℃と言われていますが、これはラガービールの参考値です。エールタイプのビールはもう少し高めのほうが、ホップや酵母のアロマをより楽しめます。冷蔵庫からビールを出して注ぐまでの時間を活用して、飲み頃を調整するとよいでしょう。
キンキンに冷やすと喉ごしは良くなりますが、香りや味わいは冷やし過ぎると損なわれてしまうのでご注意を。
持ち手のついたグラスを選ぶと体温がビールに伝わりにくかったり、長い時間をかけて飲む場合はアウトドア用の保冷タンブラーが優れていたり、様々な温度管理の方法があります。好みに合わせて適温をつくる工夫をしてみてくださいね。
3.注ぎ方にこだわってみよう
ビールは注ぎ方で味が変化する飲み物。勢いよく泡を立てて注ぐことで香りが立ち、苦味が抑えられてまろやかになります。
更に、しっかり立てた泡がフタの役割をして香りの飛散を防いでくれるので、より長くおいしさを保てます。液体と泡の黄金比率は 7:3 と言われることもありますが、ビールの種類によって泡立ちは異なります。
今回は、「3度注ぎ」と呼ばれる注ぎ方をご紹介します。
この方法で飲むビールはまろやかで、後半につれて苦味が増し、香りも減退しにくいのが特徴です。ぜひ試してみてくださいね。
①グラスを置いて、高い位置から勢いをつけてビールを注ぎ、しばらく待つ。
②泡が収まってきたらグラスの縁からゆっくりと流し込むように2回目を注ぐ。
③最後に、グラスから泡が盛り上がるようにビールを注ぎ足す。
ビールを注ぐ時のルールや作法について、「ビールを注ぐとき、ラベルを相手に見せる」「片方の手で、瓶の下側を支える」といったビジネスマナーを気にする人は最近少なくなりましたが、宴席で上手にビールを注げると好印象かもしれませんね。
そして、美味しく注ぐためには、飲食店やプロの注ぐビールを味わってみることが一番の近道だと思います。『ビアソムリエ』『ドラフトマイスター』などの資格を有しビールの注ぎ方にこだわる店は全国にありますので、プロの凄腕を体感してみると、注ぎ方の重要性に気付けるはずです。
昭和初期からビアホールで主流となったビールサーバー『スイングカラン』を使って、生きいきとしたビールを注ぎ分ける職人や、そのオリジナリティと技術で注ぎ手の名前が付くほどの一杯を味わうと、ビールの新たな扉が開くと思います。
4.飲む順番にこだわってみよう
世界で150種類以上あり、現在も新たなスタイルが生まれ続けているビール。
一杯ずつ様々な味を楽しめるも大きな魅力です。複数のビールを続けて飲むときのポイントは2つあります。ひとつは「アルコール度数の低いものから高いものへ」そして2つめは「液色の薄いものから濃いものへ」です。
味わいやコクの強いビールを先に飲んでしまうと、その後に飲むビールの繊細な味わいが感じにくくなってしまうことがその大きな理由です。IBU(苦みの数値)も参考にして順番を決めてみて下さい。
上記の原則を参考にしながらも、飲みたいビールを好きなタイミングで飲むことは、マナー違反ではないので安心して下さいね。
5.冷蔵庫での保管方法
日光や高温はビールの大敵。ビールの保管方法は、冷蔵庫で静置するのが基本です。『要冷蔵』と表記されたビールが多いので、まずはラベルを確認して下さいね。
買ってきた直後のビールは、買い物袋や輸送中の振動の影響を受けていますので、すぐに飲みたいところを我慢して冷蔵庫へ。
縦に入れるか横に寝かすかは瓶・缶の形状と冷蔵庫のスペースによりますが、開け閉めによる振動がおきるドアポケットや引き出しは避けるとよいでしょう。冷蔵室の詰め込みすぎは冷気が循環しないのでご注意ください。
そして、“急に冷やしたいから”といって、冷凍庫に入れることも泡立ちや味を損ねる原因になるのでオススメできません。無濾過・非加熱処理タイプのビールは10℃以下で保管し、購入後は早めに飲む方が、本来の美味しさを堪能できます。
以上、ビールをより美味しく味わう為の5つのテクニックでした。ちょっとした知識をおぼえるだけで、手間なく毎日のビールが美味しくなるのぜひ試してみて下さいね。
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